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CX-60の中古を見ていて、『新車と比べてずいぶん安い。何か問題があるの?』と不安になった方も多いはずです。
結論から言うと、安く見える理由は大きく3つあります。初期型の乗り心地の評判、改良で新車の価格帯や中身が変わったこと、そしてサイズや税で買い手が限られることです。どれも年式と個体を選べば、うまく付き合える理由なんです。
この記事では、安い理由と、狙い目の年式、避けたい個体の見分け方を順番に見ていきます。
CX-60の中古が安いと感じるのはなぜ?
まず、安く見える理由を並べてみます。
| 安く見える理由 | 中身 | 中古選びでの意味 |
|---|---|---|
| 初期型の評判 | 乗り心地が硬い・低速の変速の癖 | 改良前の年式は値が付きにくい |
| 改良で中身が変わった | 2025年2月と2026年3月に改良 | 改良前の年式と価格差が出る |
| 過去グレードの存在 | S Package・Exclusive系など | 新車の現行価格表と比べにくい |
| 買い手が限られる | 全幅1,890mm・XD系は自動車税年57,000円 | 欲しい人が少ないと相場が下がりやすい |
| リコールの多さ | 発売後に複数回の届け出 | 実施済みかで安心感が変わる |
『問題がある車だから安いの?』と思いますよね。表を見ると分かるように、多くは「人気が集中しにくい理由」で、車そのものの欠陥とは限りません。
安い理由の大半は、年式と評判、買い手の少なさです。改良後の年式か、改良前でも整備と試乗で確かめた個体なら、安さを味方にできます。
ただ、安い個体の中には、本当に状態が悪いものも混ざります。その見分け方は後半で見ていきます。
理由1 初期型の乗り心地と変速の評判
中古の値付けにいちばん効いているのが、初期型の評判です。2022年のデビュー直後から、「段差で後ろが跳ねる」「低速でギクシャクする」という声が多く聞かれました。
マツダは2025年2月21日の商品改良で、リアスプリングを柔らかくし、ダンパーや電動パワステ、AWDの制御も見直しています。初期型の評判への対策として入った改良なんです。
| 年式 | 乗り心地 | 中古での見られ方 |
|---|---|---|
| 2022年〜2025年2月の改良前 | 硬めとの声が多い | 評判の分だけ値が付きにくい |
| 2025年2月改良後 | リアスプリングを柔らかく | 改良前より値が付きやすい |
| 2026年3月改良(現行) | 前ドアに遮音ガラス | 中古の流通はまだ少ない |
例えば、試乗した人からはこんな声が出ることもあります。
「思っていたほど硬くないですね」
「この年式は、段差の後の揺れが少し残る感じがします」
感じ方は人によってかなり違います。だからこそ、評判で安くなった改良前の車を、自分の感覚で選べる人には狙い目になるんです。
改良前後の違いと見分け方は、CX-60の2025年改良で乗り心地はどう変わったかで詳しく見ています。
理由2 改良で新車の価格帯と中身が変わった
2つ目の理由は、新車の価格表そのものが変わっていることです。2025年2月改良の時点の価格は326万7,000円〜646万2,500円でした。
2026年3月改良の現行型は、382万8,000円〜649万5,500円です(マツダ公式・消費税込)。入口の価格が上がっているので、現行の価格表と中古を比べると、差が大きく見えやすいんです。
| 時期 | 新車の価格帯(税込) | ポイント |
|---|---|---|
| 2025年2月改良時 | 326万7,000円〜646万2,500円 | 入口のグレードが安かった |
| 2026年3月改良(現行) | 382万8,000円〜649万5,500円 | 全11グレードに整理 |
もう1つ、中古には現行に無いグレード名が多く出てきます。25S S Package、XD L Package、XD Exclusive Mode、XD SP、XD-HYBRID Trekkerなどです。
『同じXDなのに、なんでこんなに価格が違うの?』という疑問は、ここから来ていることが多いですね。グレードによって、Boseサウンドやナッパレザー、シートベンチレーションの有無が違います。
中古の価格を、現行の新車価格と並べて「安い」と判断するのはずれやすいです。その年式・そのグレードの当時の価格と装備で比べるのがおすすめです。
過去グレードの中身はCX-60の過去グレード一覧で、装備の差とあわせてまとめています。
理由3 サイズ・燃料・税で買い手が限られる
3つ目は、欲しい人が限られることです。中古の相場は、欲しい人の多さで動きます。
CX-60は全幅1,890mm・全高1,685mmで、機械式駐車場に入らないケースが多い大きさです。全長は4,740mm、最小回転半径は5.4mです(マツダ公式・2026年3月現在)。
| 項目 | 25S | XD・XD-HYBRID | PHEV |
|---|---|---|---|
| 燃料 | レギュラー | 軽油 | レギュラー+充電 |
| 自動車税(年) | 43,500円 | 57,000円 | 43,500円 |
| WLTC燃費 | 14.1km/L(2WD) | 19.7km/L(XD 2WD)・21.0km/L(XD-HYBRID) | 14.3km/L(ハイブリッド燃料消費率) |
自動車税は2019年10月以降登録の自家用乗用車の金額です。
XD系は排気量3.283Lなので、自動車税が年57,000円になります。『ディーゼルは維持費が安いはず』と思っていた人が、ここで候補から外すこともあるんです。
全グレードのタイヤは235/50R20で、交換の費用も高めになりやすいです。こうした条件で買い手が絞られる分、中古の値動きが大きくなりやすいんですね。
本体が安くても、駐車場の制限、税、タイヤ代で予定外の出費が出ることがあります。年間の維持費を先に出しておくと、安さが本当に得かどうかが分かります。

狙い目の年式は?価格と乗り心地のバランス
ここまでの理由を踏まえると、狙い目は「何を優先するか」で変わります。
| 優先したいこと | 狙い目 | 理由 |
|---|---|---|
| とにかく価格を抑えたい | 2022年〜2025年2月の改良前 | 評判の分だけ値が付きにくい |
| 乗り心地も妥協したくない | 2025年2月改良後 | リアスプリングなどを見直し済み |
| スマホ連携のタッチ操作が欲しい | 2026年3月改良後 | CarPlay・Android Autoのタッチに対応 |
| 燃料代を抑えたい | XD・XD-HYBRID | WLTC 18.4〜21.0km/L |
| 税を抑えたい | 25S・PHEV | 自動車税 年43,500円 |
『結局どの年式がいいの?』と迷いますよね。乗り心地を気にするなら2025年2月改良後、試乗して気にならなければ改良前の安い個体、という分け方が分かりやすいです。
実は、改良前の車でも乗り心地の感じ方はグレードやタイヤの状態で変わります。年式だけで決めず、候補を2〜3台に絞って乗り比べてみてください。
新車の価格と並べて、安さを確かめる
中古の安さを判断する時は、同じパワートレインの新車と並べてみると分かりやすくなります。2026年3月現在の新車価格はこうです。
| パワートレイン | 新車のいちばん安いグレード | 価格(税込) |
|---|---|---|
| 25S | 25S L Package(2WD) | 3,828,000円 |
| XD | XD Drive Edition(2WD) | 4,303,200円 |
| XD-HYBRID | Drive Edition Nappa Leather Package(4WD) | 5,340,500円 |
| PHEV | Premium Sports/Premium Modern(4WD) | 6,495,500円 |
出典はマツダ公式の価格表(メーカー希望小売価格・2026年3月現在)です。
新車は値引きや諸費用で総額が変わりますし、中古も諸費用がかかります。『車両価格だけ見て安いと思ったら、総額ではそうでもなかった』ということもあるんです。
例えば、改良後の年式で走行距離が少ない中古は、新車の値引き後の総額と近くなることもあります。その場合は、新しい装備や納期も含めて新車と比べてみる価値があります。
安い理由が「評判」なら狙い目、「その個体の状態」なら見送り。この2つを分けるのが中古選びのいちばんのコツです。
避けたい個体はどう見分ける?
安い理由が年式や評判ではなく、その個体の状態にある場合は注意が必要です。次の点を確かめておきましょう。
- リコール・サービスキャンペーンが未実施のまま
- 定期点検や整備の記録が残っていない
- 試乗で変速のショックが強く、日によって変わる
- 警告灯が点いている、または消した跡の説明が無い
- 冷却水の量や漏れについて説明が無い
- 修復歴の有無がはっきりしない
PHEVの中古で見ておきたいこと
PHEVは中古でも価格の幅が大きいパワートレインです。新車は649万5,500円(2026年3月現在)なので、中古の価格差に目を引かれやすいですよね。
PHEVは総電力量17.8kWhの電池を積み、EV走行換算距離は71km(公式諸元・2026年3月現在)です。中古では、次の点も確かめておくと安心です。
- 充電ケーブルが付いているか
- 自宅で充電できる環境があるか
- AC1500W電源が使えるか試せるか
自宅で充電できないと、PHEVの良さを活かしにくくなります。安さに惹かれる前に、使い方と合うかを考えておきたいところです!
リコールは車台番号で、マツダ公式のリコール等情報から実施状況を確かめられます。未実施でも販売店で無料で受けられますが、買う前に知っておくと安心です。
販売店では、こんなふうに聞いてみるといいですね。
「この車のリコールは全部済んでいますか?」
「整備記録を見せてもらえますか?」
手順の詳細はCX-60のリコール・サービスキャンペーン一覧と確認方法で見られます。
安いCX-60の中古を探す手順
最後に、安い中古を失敗せずに探す順番です。
- 自宅と職場の駐車場の幅と高さを測る
- 年間の走行距離から、25S・XD・XD-HYBRID・PHEVを絞る
- 乗り心地を気にするかで、2025年2月改良の前か後かを決める
- 条件で在庫を絞り、候補を2〜3台にする
- 試乗し、リコールと整備記録を確かめる
在庫を探す時は、年式・パワートレイン・走行距離を先に決めてから絞ると、比べやすくなります。条件に合う在庫を一度に見られるので、相場の感覚もつかみやすいですよ。
CX-60買いたいドットコム
CX-60の値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、CX-60の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
中古の選び方全体は、CX-60の中古車の選び方で走行距離の目安とあわせてまとめています。
新車との価格差も見ておきたい方は、CX-60の値引き相場と限界額で、新車をいくらで買えるかを確かめてみてください。新車の値引き後の総額と並べると、中古の安さが本当に得かどうかが見えてきます。

よくある質問
CX-60の中古はなぜ安いのですか?
初期型の乗り心地や変速の評判、改良で新車の価格帯や中身が変わったこと、サイズや税で買い手が限られることが主な理由です。車そのものの欠陥とは限りません。
CX-60の中古で狙い目の年式はいつですか?
価格重視なら2025年2月改良前、乗り心地も重視するなら2025年2月改良後が目安です。スマホ連携のタッチ操作が欲しいなら2026年3月改良後になります。
安いCX-60の中古は買っても大丈夫ですか?
安い理由が年式や評判なら、試乗と整備記録の確認で判断できます。リコールの未実施や整備記録が無い個体は、安くても慎重に見た方が安心です。
PHEVの中古は安ければお得ですか?
自宅で充電できるかどうかで価値が大きく変わります。EV走行換算距離は71km(公式諸元)なので、充電できる環境があり、毎日の近距離を電気で走れる人ほど得をしやすいです。
CX-60の中古はディーゼルとガソリンどちらが安いですか?
年式・グレード・走行距離で変わるので一概には言えません。維持費で見ると、XD系は燃費が良い一方で自動車税が年57,000円、25Sは年43,500円です。
まとめ
- 中古が安い理由は、初期型の評判・改良による価格帯の変化・買い手の少なさの3つ
- 2025年2月改良時は326万7,000円から、現行は382万8,000円から
- 価格重視なら改良前、乗り心地重視なら2025年2月改良後が目安
- リコールの実施状況と整備記録が無い個体は避ける
- 駐車場・税・タイヤ代を先に出してから在庫を絞る





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